乱闘騒ぎを起こした済州ユナイテッド【写真:Getty Images】
韓国・Kリーグの済州ユナイテッドに所属するDFペク・ドンギュが、浦和レッズとの試合で起こした乱闘騒ぎを謝罪するため来日することになるようだ。韓国メディア『ヨンハプ・ニュース』が報じている。
浦和は先月30日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦2ndレグで済州とホームで対戦。延長後半にDF森脇良太がゴールを奪い、2戦合計3-2とリードした直後に騒ぎが起こった。
両チームの選手間で小競り合いが起きると、ベンチに座っていた控えのペク・ドンギュがピッチを横断し、浦和のMF阿部勇樹にエルボーを見舞って一発退場となった。
これをきっかけに事態はさらにヒートアップ。試合後には過去に柏レイソルなどでプレーしたクォン・ハンジンも退場処分となり、DF槙野智章が済州の選手に追いかけ回されるなど大荒れの試合となった。
同メディアによれば、「ペクは個人的に阿部に謝罪したがっている。彼は今日(7日)から休暇に入るため、近いうちに日本を訪れることになるだろう」と済州スタッフが語っている。
エルボーを見舞った理由として、「ペクはチームメイトが浦和の選手に殴られたと思ったから」と同スタッフは述べており、「浦和の選手の家族がスタジアムに来ており、そのことでペクは非常に苦しんでいる」のだという。
ペク・ドンギュは2015年1月に済州に加入。妻は日本と韓国の血をひく女性でもある。今季のACLではグループステージのガンバ大阪戦など2試合に出場している。
大半の韓国メディアは済州の乱闘騒ぎについて批判的に報じている一方、浦和側の挑発から騒ぎに至ったと不可解な報道を展開するメディアもある。その中でも、特にペクの行動は韓国国内でも非難の的となっているようだ。
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