昨年の欧州王者となったレアル・マドリー【写真:Getty Images】
現地時間3日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、ユベントスとレアル・マドリーが激突する。CL決勝という大舞台での過去の戦績に関しては、マドリーがユーベを圧倒している。
マドリーは昨年のCL決勝でアトレティコ・マドリーを倒し、通算11度目となる欧州王者のタイトルを手に入れた。決勝を戦った回数も14回と最多だが、そのうち11試合に勝利を収め、79%という高い勝率を残している。
一方のユーベは、マドリー、ミラン、バイエルン・ミュンヘンに次ぐ9度目の決勝進出。だが過去の8試合は2勝6敗と大きく負け越しており、2度の優勝にとどまっている。決勝での25%という勝率は、4回以上決勝へ進んだクラブの中では最も低い。
近年の成績を見ても、マドリーは1981年の決勝でリバプールに敗れて以来、決勝に進めば5回連続で勝利を収めている。対照的にユーベは、1996年に最後の優勝を飾ってから、4度決勝に進みながらも全て敗れる結果に終わっている。
データの上ではマドリーが圧倒的優位と言えるかもしれないが、それでも一発勝負では何が起こるか分からない。過去の戦績がどうであれ、90分間あるいは120分間で相手より1点多くゴールを奪った側が新たな欧州王者となる。
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