テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、冬に加入したチームで定位置を獲得し、昇格を目指すチームの主力の一人として活躍を続けている。30日付の地元紙『エル・ドルサル』は、柴崎も含めた冬の新加入選手がチームにとって大きな力になっているとして称賛している。
柴崎は1月に鹿島アントラーズからテネリフェへ移籍。加入当初は新天地への適応に苦しみ、なかなかデビューを果たすことができなかった。だが4月以降は先発に定着し、5試合連続スタメン出場となった先週末のアルコルコン戦では初ゴールも記録した。
『エル・ドルサル』は、「冬の加入選手たちがテネリフェで違いを生み始めている」とのタイトルでチームの現状を伝える記事を掲載。柴崎、タイロン、ラシドの3人の貢献を強調し、「冬の補強がチームのレベルを上げた」と記している。
柴崎については、チームに適応する上での問題もあったが、「徐々にチームに組み込まれ、毎回の練習でクオリティーを示している」と称賛。「ここ数週間は定位置を確保し、サイドでも中央でも技術やプレービジョンを発揮している」と評した。
スペイン2部のレギュラーシーズンは残り2試合となり、テネリフェは1部昇格に向けたプレーオフへの進出が濃厚となっている。柴崎はチームを昇格へ導くことができるだろうか。
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