U-20日本代表の中山雄太【写真:Getty Images】
U-20ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が30日に行われ、U-20ベネズエラ代表と対戦したU-20日本代表は延長戦の末に0-1で敗れる結果に終わった。DF中山雄太が試合後に、この試合と大会全体を振り返った。
「自分たちの目標としてグループリーグ突破というのは絶対だったので、その目標に対して結果を求めるという部分では、突破できたのは良かったと思います」と中山はコメント。だが、一発勝負のトーナメントに入って勝てなかったことに「カップ戦の難しさがありました」と敗戦を悔やんだ。
今大会を通して強さを見せてきたベネズエラに対し、一定の対処はできていたという手応えを得ながらも、それでも結果を出すかどうかの勝負強さの部分に差を感じたと中山は話している。「相手のカウンターの狙いだったり、前に来る力というのを比較的抑えられたとは思うんですけど。自分たちのサッカーができない状況で結果を出せる力というのが勝負を決めるんだなと。僕らは自分たちのサッカーができない時、特にウルグアイ戦なんかを落としていますので」
「試合を重ねるごとに成長している部分だったり、課題というのもまた見えてきますし、そういう部分ではネガティブよりポジティブになるものが多かった」と中山は今大会を総括。だからこそ、「今日負けてしまったというのがやっぱり悔しい」と、この大会での戦いを続けられないことを残念に感じている様子を見せた。
(取材:舩木渉【大田】、構成・文:編集部)
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