ベンフィカのエデルソン・モラエス【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、ポルトガルのベンフィカに所属するブラジル人GKエデルソン・モラエスの獲得に向けて交渉を進めているようだ。28日付の英メディア『BBC』『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
現在23歳のエデルソンは2015年にベンフィカに加入し、今季は正守護神として活躍。リーグ優勝に続いて、28日に決勝が行われたポルトガルカップも制して国内2冠を成し遂げた。決勝を終えた後には、「おそらくこれが最後の試合になった」とベンフィカからの移籍が濃厚であることを認めている。
シティはそのエデルソン獲得に向けた交渉を行っており、4500万ポンド(約64億円)前後のオファーを提示しているという。この金額での移籍が実現すれば、ジャンルイジ・ブッフォンが2001年にパルマからユベントスへ移籍した際の金額を上回り、GKの移籍金の歴代最高額が16年ぶりに更新されることになる。
今季はバルセロナから加入したクラウディオ・ブラーボがシティの正守護神を務めていたが、ミスも目立つパフォーマンスは批判の対象となり、シーズン後半にはブラーボの負傷もあってウィルフレード・カバジェロがゴールを守ることになった。だが先週にはカバジェロが今季限りで退団することが発表されており、シティは新たなGKの補強を必要としている。
シティは来シーズンに向け、すでにモナコからポルトガル代表MFベルナルド・シルバの加入が決定。4300万ポンド(約62億円)を支払ったというシルバの獲得に続いて、早くも2人目の大型補強を実現させることになるのだろうか。
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