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本田、ミラン主将として臨んだラストマッチ飾れず。久々フル出場も悔しい敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
カリアリ戦にフル出場した本田圭佑【写真:Getty Images】

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【カリアリ 2-1 ミラン セリエA 第38節】

 イタリア・セリエAの最終節となる第38節が現地時間の28日に行われ、ミランはアウェイでカリアリと対戦して1-2で敗れる結果に終わった。

 ミランはすでに6位でのフィニッシュを確定し、カリアリも特に最終節に目標はなし。ほぼ消化試合という状況ではあったが、勝利を飾って良い形でシーズンを終えたいという思いは両チームにあったはずだ。

 今季限りでのミラン退団を表明した本田圭佑は、この試合に先発で起用された。背番号「10番」は、第10節以来今季2回目となるスタメン出場。しかも、キャプテンマークを任されるというモンテッラ監督からの粋なはからいも施された。

 だが試合はミランにとって厳しい立ち上がりに。元ミランのボリエッロにクロスバーを叩くシュートを放たれたのに続いて、17分にはオフサイドラインを破られ、抜け出したジョアン・ペドロに先制点を許した。

 ミランもバッカのシュートがGKに弾かれたあとクロスバーを叩く場面があったがゴールならず。スソが負傷交代を強いられるアクシデントにも見舞われ、1点ビハインドで前半を折り返した。

 後半に入り、システム変更も奏功して流れの良くなったミランは、61分にパレッタがエリア内で倒されてPKを獲得。だがバッカが放ったシュートは、この試合がセリエAデビュー戦となった19歳のGKクロスタの好セーブに阻まれ同点ゴールはならなかった。

 だが71分、そのクロスタがバッカを倒してミランに2本目のPKが与えられる。今度はラパドゥーラが確実に成功させ、ミランが1-1の同点に追いついた。

 75分には、18歳の北朝鮮人FWハン・グァンソンを倒したパレッタが2枚目のイエローカードを受けて退場に。モンテッラ監督は最後の交代枠としてバッカを下げてサパタを入れ、本田は今季初めて90分間ピッチに残ることになった。

 そのまま終了を迎えるかと思われたが、後半アディショナルタイムにカリアリが勝ち越しのゴール。ジョアン・ペドロのFKをGKドンナルンマが弾いたところをピサカーネが押し込んだ。本田は昨季最終節以来となるフル出場を果たしたが、ラストマッチを飾ることはできなかった。

【得点者】
17分 1-0 ジョアン・ペドロ(カリアリ)
71分 1-1 ラパドゥーラ(ミラン)
90+3分 2-1 ピサカーネ(カリアリ)

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【了】

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