イタリア戦で2得点の堂安律【写真:Getty Images】
U-20ワールドカップ(W杯)グループD最終節が27日に行われ、U-20日本代表はU-20イタリア代表と2-2でドロー。この結果、日本はグループ3位ながらも決勝トーナメント進出を決めた。
決勝トーナメントへ進むためには少なくとも引き分け以上の結果で終えたかった日本だが、開始からわずか7分で2失点。非常に厳しい状況に追い込まれたが、ガンバ大阪所属のMF堂安律が2ゴールを挙げる活躍で試合をドローに持ち込み、日本をベスト16進出へ導いた。
対戦したイタリアのメディアは、当然ながらこのドローでイタリアが決勝トーナメント進出を決めたことを中心に報道。だが日本の戦いぶりや、堂安がエリア内の密集地帯をドリブルですり抜けて決めた2点目のゴールなども称賛の言葉とともに伝えられている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は堂安について、「才能を持った選手」であり、「後半立ち上がりにスペクタクルな2-2のゴールでそれを見せつけた」と記した。『datasport.it』は「4人の相手を抜き去り、きわめて容易にエリア内へ侵入した」、『oasport.it』は「素晴らしい個人技でイタリアの守備全体を抜き去った」と称賛している。
『ガゼッタ』はFW久保建英にも注目し、試合前には「日本のメッシ」として紹介する記事も掲載していた。試合レポートでは「久保はベンチからスタートし、試合を通してそこに残った」と久保が出場しなかったことにも言及している。
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