ブルガリアのベロエ・スタラ・ザゴラに所属する加藤恒平【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は25日、シリア代表との親善試合およびイラク代表とのロシアワールドカップアジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は25名を招集。浦和レッズの宇賀神友弥ら4名が初招集となった中で、加藤恒平は一際目を引く存在だろう。
これまでの日本代表メンバーはJリーグや海外の主要リーグでプレーする選手で構成されることがほとんどだった。しかし加藤が所属するのはブルガリアのベロエ・スタラ・ザゴラという日本では馴染みのないチームである。
過去にハリルホジッチ監督は「我々はブルガリアのカトウも見ている」と語っており、注目していたことは知られていたが、今回の代表メンバーにおけるサプライズ招集のひとりとなった。
ハリルホジッチ監督は加藤のプレースタイルを、セレッソ大阪の山口蛍に例えて説明している。
「1年追跡した。4回ほどスタッフが現地に行って観ている。蛍に少し似ている。アグレッシブでいい組み立ても持っている。攻撃でもよいパスを出せる。ただし2列目と考えている。守備の修正もできる選手。良いパスがあるので前にもいける。蛍よりもパワーはないが、予測とアグレッシブさがある」
ただし、今回の2試合ですぐに起用するかどうかは明言せず、「直接私の目で見て判断したい。すぐにプレーさせるわけではない。ただ知りたいということだ」と述べるにとどめた。
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