バルセロナ前会長のサンドロ・ロセイ氏【写真:Getty Images】
バルセロナの前会長であるサンドロ・ロセイ氏が、不正なマネーロンダリングに関与した疑いがあるとして現地時間23日に逮捕された。スペイン紙『ムンド』など複数メディアが伝えている。
報道によれば、ロセイ氏は過去にブラジル代表チームの試合の放映権の販売に絡んで不正を働いたことが疑われている。不正な手数料を受け取った上で、「タックスヘイブン」に設立された実体のない企業を通してマネーロンダリングを行ったという疑いだ。
ロセイ氏は過去に、自身の会社を通してブラジルサッカー連盟(CBF)との契約を交わし、ブラジル代表の親善試合のセッティングやテレビ放映権の販売を手がけていた。不正が疑われるのはその時期の活動であり、2010年にバルサ会長に就任する以前の時期だという。
今回の一件とは別に、ロセイ氏はバルサ会長在任中の別の問題でも告訴されている。2013年夏にFWネイマールを獲得した際の取引に違法行為があったとして告訴されたことがバルサ会長辞任へと繋がった。
【了】