バルセロナのジョルディ・アルバ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第38節が現地時間の21日に行われ、バルセロナはエイバルにホームで4-2の勝利を収めた。この試合でバルサに与えられたPKの判定には現地メディアなどから疑問の声も上がっている。
レアル・マドリーを逆転しての優勝に望みを繋ぐためには勝つしかなかったバルサだが、エイバルのMF乾貴士が2ゴールを挙げる活躍を見せ、一旦はアウェイチームが2-0のリードを奪う。だがバルサはそこから4点を奪い、最終的に4-2の勝利を収める結果となった。
乾の2点目の直後にオウンゴールで1点を返したバルサは、70分にPKを獲得。だがこの判定が大いに物議をかもしている。ジョルディ・アルバがエリア内で倒されたという判定だったが、アルバはシュートを撃とうとして一人で転倒したようにも見える。
スペイン紙『アス』は、「アルバは近くに誰も相手がいないのに倒れた」、『マルカ』紙は「主審は一つ目の大きなミスを犯した」と判定への疑問を呈している。英紙『ザ・サン』は「史上最悪のPK。アルバは最も近いエイバルの選手から3ヤード離れていた」と揶揄した。
このプレーで得たPKは、リオネル・メッシのシュートに対してエイバルのGKジョエルが見事な反応を見せてストップ。だがその3分後にルイス・スアレスが2-2の同点ゴールを奪うと、その直後にはバルサに2本目のPKが与えられた。
ペナルティーエリア内でネイマールを倒したとして、エイバルのアンデル・カパは2枚目のイエローカードを受けて退場となった。この場面に関しても『アス』や『マルカ』は、ネイマールの転倒はシミュレーションだったとして、「存在しない2本のPKがバルサに与えられた」という見解を述べている。2本目のPKを外さなかったメッシは、終了間際にも10人の相手からもう1点を奪ってバルサを4-2での勝利に導いた。
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