エイバルの乾貴士(左)【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第38節が現地時間の21日に行われ、バルセロナとエイバルが対戦。エイバルのMF乾貴士はこの試合で2ゴールを挙げる活躍を見せた。
試合への関心は、レアル・マドリーとの優勝争いを繰り広げるバルサが勝利を収めて逆転優勝への望みを繋ぐことができるかどうかに集中していたが、エイバルも簡単に引き立て役になろうとはしなかった。最終的にはバルサが4-2の勝利を収めたとはいえ、エイバルに一旦は2点のリードをもたらした乾の活躍は衝撃的なものだった。
スペイン紙『マルカ』はこの試合の乾に対し、「星3つ」の満点評価をつけている。リオネル・メッシのPKを1本阻むなどの活躍を見せたGKジョエルおよびバルサのFWネイマールと並ぶ最高点であり、メッシやルイス・スアレス、アンドレス・イニエスタら(いずれも星2つ)への評価をも上回った。
『アス』紙でも同じく、乾に対してクローバーマーク「3つ」の満点をつけた。こちらはジョエルと並んで2人のみの最高点となっている。
試合レポートの中でも、『マルカ』は「乾は可能な限り最高クラスのパフォーマンスで舞台上に上がった」と称賛。日本人選手としてバルサ戦で史上初の得点者となったことも伝えている。スペインラジオ『コペ』のコメンテーターも「乾が今日決めた2ゴールはとんでもないものだった」と日本人MFの活躍を称えた。
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