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セビージャ指揮官、母国の代表監督就任を認める。「キャリアを捨てることになろうとも…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ホルヘ・サンパオリ
セビージャのホルヘ・サンパオリ監督【写真:Getty Images】

 セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は、母国アルゼンチンの代表監督就任の要請に応じてセビージャを去ることを認めた。現地時間19日の会見でのコメントをクラブ公式サイトなどが伝えている。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選で苦戦を強いられているアルゼンチン代表は、4月にエドガルド・バウサ前監督の解任を決断した。後任監督には、チリ代表を率いてコパ・アメリカ優勝などの実績を残し、今季から率いるセビージャでもチームを上位に導いたサンパオリ監督の就任が確実視されていた。

「誰にでも夢というものがある。私にとっては自分の国の代表チームを率いることがそれだ」とサンパオリ監督。セビージャとアルゼンチンサッカー協会(AFA)の間で契約に関する交渉は完了していないが、代表監督が事実上確実であることを認めた。

「アルゼンチンには、私を代表監督にするという明確な意志がある。私にとっては小さな頃から抱いていた希望だ。世界最高のリーグのひとつで指揮を執ることができるようになったが、そのためにやってきた全てのことや自分のキャリアを捨てられるとすれば、代表監督になるためだけだ。断れるようなものではない」

 今季リーガエスパニョーラを4位で終えることが確定しているセビージャは、現地時間20日に行われる最終節でオサスナをホームに迎える。サンパオリ監督にとってはこれがセビージャでのラストゲームということになる。

【了】

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