最終節を残してリーグ優勝決定。PSGの5連覇阻む
5月17日、リーグ杯決勝と重なったため未消化となっていた31節のサンテティエンヌ戦に2-0で勝利したASモナコは、最終節を残してリーグ優勝を決めた。
この試合では、19分にムバッペがピッチ上を滑るようなスピードでカウンターのチャンスから先制点をゲット。アディショナルタイムにジェルマンがルマールのグラウンダーパスをネットに収めて追加点をあげ、モナコらしい活気あるゲームで勝利をものにした。
モナコのリーグ優勝は99-00シーズンから17年ぶり、8度目のタイトルとなる。財政破綻が大きな原因となって2011-12シーズンから2年間はリーグ2でプレーする辛酸をなめたが、この間にクラブを救済したロシア人オーナーの再建プランが実を結び、昇格4シーズン目にしてフランスの頂点に立った。
37試合で104得点をあげ、得失点差が75点と、攻撃陣がバンバン点を入れた今季のモナコは見ていて痛快なチームだったから、彼らの優勝は喜ばしい。
得点者リストには21点を獲ったファルカオ以下、ムバッペが15点、ジェルマンが10点、ルマールが9点、シウバが8点……と並ぶように、モナコの得点シーンは、常に攻撃陣が相手ディフェンスを崩して点を取るスタイルだったのも印象的だった。