バーンリーのマイケル・キーン【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、2年半前に約2億9000万円で売却した選手を、その12倍以上の金額で買い戻すことになるかもしれない。16日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
その選手とは、プレミアリーグのバーンリーに所属する24歳のDFマイケル・キーン。バーンリーの主力として評価を高め、今年3月にはイングランドA代表へのデビューも飾った注目株だ。
キーンはもともとユナイテッドの下部組織出身であり、2011年にはトップチームにデビュー。だが4シーズンで公式戦わずか5試合の出場にとどまり、複数クラブへのレンタルを経て、2015年1月には200万ポンド(約2億9000万円)とされる移籍金でバーンリーへ完全移籍した。
成長したキーンにはリバプールなどからの関心も噂されていたが、ユナイテッドも再獲得に動いており、移籍先として有力になりつつあるという。再びキーンを獲得するためには、2500万ポンド(約36億円)の移籍金が必要になるとみられる。
ただし、ユナイテッドはキーンをバーンリーに売却した際に、次に他クラブへ移籍する際の移籍金の25%を受け取ることができるという条項を設けていたとのこと。“買い戻し”にもその条項を適応できるのであれば、ディスカウント価格での獲得が可能ということになりそうだ。
過去にはユナイテッドは、MFポール・ポグバを80万ポンド(約1億1600万円)の補償金と引き換えにユベントスへ放出し、昨夏にその100倍以上となる8900万ポンド(約129億円)で買い戻している。その例には及ばないとしても、再び安く売った選手を高く再獲得することになるのだろうか。
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