トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】
来シーズンのチーム改革に向けて新監督を探すインテルは、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督の引き抜きに向けた交渉をスタートさせているのだという。15日付のイタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
インテルはセリエAの最近8試合で2分け6敗という、クラブ史上のワースト記録に並ぶ絶不調に陥っている。今月9日にはステファノ・ピオリ前監督を解任し、今季3度目となる監督交代に踏み切ったが、カンフル剤としての効果は表れず14日のサッスオーロ戦にも敗れて4連敗となった。
来季に向けた新監督として、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いたアントニオ・コンテ監督の招聘を目指していることが伝えられていたが、やはり交渉は容易ではない様子。そこでコンテ監督に代わる候補として、ポチェッティーノ監督とも接触していると報じられている。
すでにインテルは数日前からポチェッティーノ監督側と連絡を取り合っており、16日にはピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)がロンドンを訪れて直接交渉を行う見通しだという。ポチェッティーノ監督に対しては年俸1000万ユーロ(約12億5000万円)前後という好条件が提示されるとみられている。
コンテ監督のチェルシーには及ばなかったとはいえ、ポチェッティーノ監督もトッテナムをプレミアリーグ2位という54年ぶりの好成績に導いた。スパーズとしても当然手放す気はないだろうが、本人はイタリア行きに魅力を感じている模様だとも伝えられている。
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