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香川真司 8年前

香川が指摘するドルトの課題。“強者の条件”満たせなかったアウクスブルク戦

ボルシア・ドルトムントは現地時間13日、アウェイでアウクスブルクと対戦して1-1のドローに終わった。先発フル出場の香川真司は同点ゴールをアシストしたが、勝ちきれなかったチームには課題があると試合後に指摘している。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 編集部 photo by Getty Images

メディアの喧騒の中で迎えた試合

香川真司
アウクスブルク戦に先発した香川真司【写真:Getty Images】

 “強者の条件”とは。2017年5月13日のブンデスリーガ第33節、ボルシア・ドルトムントはFCアウクスブルクとのアウェイゲームを1-1のドローに終える。試合の後で香川真司は、対戦相手を讃えつつ、自分たちの「課題」を口にした。

「相手も残留が掛かって必死でしたし、ただ、僕たちもね、しっかりとここで勝って3位を決定付けたいっていう気持ちももちろんあったので、こういう状況でも勝たなきゃいけないですし、それこそが強いチームで、こういうところで勝ち切れないのはすごく課題ではあると思います」

 香川の語る「こういう状況」。アウクスブルク戦は、真偽の程はともかく“内紛”がメディアを駆け巡る中で迎えた試合だった。もっとも、メディアの騒ぐ“トゥヘル監督の話題”はチームの雰囲気に「別にそんなに影響はなかったです。試合に影響が出ることはないと思います」と香川は言う。

 前節はホッフェンハイムを接戦の末に退け、3位に浮上したドルトムント。とりあえずはピッチ外の喧騒をよそに、来季チャンピオンズリーグの本戦出場権を確定すべく戦った。しかし相手は残留争いの渦中にあるチーム。生き残ろうとする強靭な意思で、ピッチ上に強固な守備ブロックを築く。攻略は簡単ではなかった。香川は振り返る。

「相手もすごく、みんなで守っていたので、なかなかスペースがなかったので、僕らも効果的な攻撃が90分を通してなかなかできなかった」

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