ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
現地時間13日にブンデスリーガ第33節が行われ、ボルシア・ドルトムントはアウェイでアウクスブルクと対戦して1-1のドローに終わった。ドルトムントの日本代表MF香川真司はこの試合で1アシストを記録している。
アウクスブルクに先制を許した直後の32分、香川は相手のクリアボールを拾うとゴール正面からシュート。その軌道上にいたFWピエール=エメリク・オーバメヤンがコースを変えて同点ゴールを奪った。だがそれ以上の得点は生まれず勝ち点1の獲得に終わっている。
香川はアシストになったプレーについて、「シュートだったですけどね。とりあえずは良かったです」と試合後にコメント。オーバメヤンが触っていなかったとすれば「入っていなかったと思います。相手もいたので」と振り返った。
「僕たちが勝たなきゃいけなかったゲームだったとは思います。相手は1点だけ、ワンチャンスだけだった」と香川は、勝利を逃したことに悔しさを見せている。「相手もみんなで守っていて、効果的な攻撃が90分を通してなかなかできなかった。決定的なもの(チャンス)は作れなかった」とチームの攻撃面に反省の言葉を述べつつ、相手の守備には賛辞を送った。
トーマス・トゥヘル監督の去就問題が騒がしくなっていることについては、「別に影響はない。試合に影響が出ることはないと思います」と香川。3位争いの状況については「次に勝てば、(この試合も含め)1勝1分けでも僕らがいけると思うので。ネガティブなことはないと思います」と最終節での勝利を誓っている。
ドルトムントはこのドローにより4位ホッフェンハイムに勝ち点で並ばれたが、得失点差で3位を維持している。ホームでブレーメンと対戦する最終節に勝てばこのまま3位を守り、来季チャンピオンズリーグにグループステージから出場できる可能性が高い。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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