レアル・マドリーのハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、来季の移籍に向けてマンチェスター・ユナイテッドと合意に達しているのだろうか。コロンビアラジオ『RCN』による報道内容について12日付のスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
マドリーに加入して3シーズン目を迎えているハメスだが、昨季途中で就任したジネディーヌ・ジダン監督のもとでは出場機会が減少して苦しい時期を過ごしてきた。ここ最近はリーグ戦4試合で5ゴールを挙げる好調ぶりを見せているが、今季限りでマドリーを去ることになるのではないかという憶測は絶えない。
報道によれば、ハメスの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は、数日前にマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長と会談して現状への不満を訴えたという。ペレス会長はシーズン終了後に状況を検討するという立場を取っているようだ。
だが一方でメンデス氏は、同じく自身が代理人を務めるジョゼ・モウリーニョ監督が率いるユナイテッドとも接触し、ハメスの契約について大筋で合意に達した模様だとみられている。あとはシーズンが終了し、マドリーがイエスと言えば移籍が成立する状況だとのことだ。
しかし、ユナイテッドの主将であるウェイン・ルーニーの存在が移籍の障害となる可能性も伝えられている。ハメスはアディダス社との契約により、所属するクラブで「10番」を着けなければならないことが定められているという。現在の10番であるルーニーが背番号を変更することは考えにくいが、ルーニーの側にも今季終了後の移籍の噂はある。ハメスがユナイテッドの10番を受け継ぐ可能性もあるのだろうか。
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