ヴィラに逃げ切り勝利で首位キープ【写真:goal.com】
アーセナルは13日に行われたプレミアリーグ第21節アストン・ヴィラ戦に2-1の勝利を収めた。アーセン・ヴェンゲル監督は、後半に守備面で奮闘して逃げ切ったことについて特に喜ぶ様子を見せている。
前半にMFジャック・ウィルシャー、FWオリヴィエ・ジルーが立て続けにゴールを奪ってリードしたアーセナル。そのまま危なげなく逃げ切るかに見えたが、76分にFWクリスティアン・ベンテケに1点を返されると、終盤にはひやりとする場面もあった。
ヴェンゲル監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように試合を振り返っている。
「前半はプレーしていたが、後半はファイトしていた。ゴール前で危険な状況もあったが、我々は答えを出すことができたと思う。相手はフィジカル勝負で、ハイボールを上げて中央で3人で競り合おうとしてきた」
「後半には守備面で良いパフォーマンスが必要になった。こういう戦いは、もっと若いチームだった頃にはできなかったことだ。今の我々は試合の2つの面を見せることができるようになっている」
前日までの結果でマンチェスター・シティとチェルシーに勝ち点で上回られていたが、この勝利で再び抜き返して首位。接戦の上位争いが続いているが、自分たちの結果だけを気にするべきだと指揮官は語る。
「自分たちのパフォーマンスのことを考えるようにしよう。常に前進して、勝ち点を積み重ねていかなければならない。その上で、ほかのチームに差をつけることができるかどうかだ」
この試合の終盤にはMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンが交代出場し、開幕戦以来約5カ月ぶりに復帰。「今はメンバーが不足しているので、彼が戻ってきたのは良いことだ」とヴェンゲル監督は復帰を喜んでいる。