ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
ドルトムントの次期監督候補にフランス・リーグアンのニースを率いるルシアン・ファブレが浮上しているようだ。10日付けの仏サッカー専門誌『フランス・フットボール』が報じている。
記事によると、ニースはファブレ監督がドルトムントへ行くための手助けをしていると伝えている。また、同クラブは後任監督として今年2月にレスターを解任されたクラウディオ・ラニエリ氏を迎え入れる準備をしているようだ。
独紙『ビルト』では、ドルトムントはファブレ監督がトーマス・トゥヘル監督の後任には最適だと判断しているようで、交渉を行っているとしている。59歳のスイス人指揮官は今季からニースを率いているが、ヘルタ・ベルリンやボルシア・メンヒェングラッドバッハなどドイツ国内のチームでの監督経験も豊富な人物だ。
ドルトムントが新監督を探している背景には、トゥヘル監督とハンス=ヨハヒム・ヴァツケCEOとの間の内紛があるようだ。先日、独メディア『南ドイツ新聞』はトゥヘル監督がバス爆発事件直後にチャンピオンズリーグ(CL)モナコ戦の試合が組まれたことに不満を持ち、それ以来両者の間に溝が出来てしまったと伝えている。
なお、トゥヘル監督は米メディア『フォックス・スポーツ』のインタービューに対し「色々な噂があるがそれについてコメントはしない。私が次節のアウグスブルク戦で監督をしているということは確実に言えることだ」と語っている。
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