2008年以来2度目の栄冠、FIFAバロンドールではメッシ以外の初の受賞者【写真:goal.com】
13日にスイスのチューリッヒでFIFAバロンドール授賞式が行われ、レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが世界最優秀選手に選出された。
今回のFIFAバロンドールの最終候補3名にはC・ロナウドのほか、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFフランク・リベリ、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが選出されていた。ポルトガル代表FWがバロンドールを受賞したのは、2008年以来2度目。2010年にFIFA最優秀選手と統合されて誕生したFIFAバロンドールでは、メッシ以外の初の受賞者となった。
マドリー、ポルトガル代表としてコンスタントにゴールを重ねたC・ロナウドは、2013年に自身のキャリア最高となる69得点を記録。また昨年の11月15日、19日に行われたブラジル・ワールドカップ欧州予選プレーオフのスウェーデン戦で計4得点を決め、母国を本大会出場に導いている。
対抗馬とされたリベリは昨季、バイエルンのブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠達成に貢献したが、C・ロナウドの個人成績に屈した格好。4年連続でバロンドール受賞していたメッシは、昨季終盤から筋肉系の負傷に悩まされ、受賞の可能性は低いと見られていた。
FIFAバロンドールは、FIFAと『フランスフットボール』誌が共同で主催するサッカー界で最も権威のある個人タイトル。2009年までFIFA最優秀選手賞と『フランスフットボール』主催のバロンドールの2大個人タイトルが存在していたが、2010年に統合された。