ユベントスに所属するダニエウ・アウベス【写真:Getty Images】
ユベントスに所属する34歳のブラジル代表DFダニエウ・アウベスは、昨年夏にバルセロナからフリーで移籍してきた。2018年までの契約を残していたが、バルセロナは1円も移籍金を獲得出来ていない。その真相をアウベスが明かしたと、9日にスペインメディア『クラリン』が報じている。
アウベスは2008年から2016年までバルセロナでプレーし、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ優勝、クラブW杯制覇など数多くのタイトル獲得に貢献。国際サッカー連盟(FIFA)から移籍禁止処分を受けた2015年の時に、2017年までの契約延長と1年間延長のオプション付きで契約を更新している。
ただ、バルセロナの対応にアウベスは不満を持っていたようだ。「経営陣は僕と顔を合わせて話すことはなかった。バルセロナの経営陣は形だけの偽物で、恩知らずな対応をしたんだ。今のバルセロナは選手の扱い方をわかっていない」と答えている。
そのため「(移籍禁止処分を受けた状況で)バルセロナが契約延長のオファーをした際に僕はゲームに乗った。フリーで移籍できる条件を含めて契約更新したんだ」と語り、2018年まで契約を残しながら、フリーで移籍できた理由を明かしている。
そして、移籍先のユベントスでは主力として活躍し、CL準決勝では2戦合計1ゴール3アシストを記録。決勝進出の立役者となっている。試合後には「最も重要なことは得点数やアシスト数ではない。チームを助けることが出来たかだ。頻繁にゴールを記録している訳ではないから、それには満足しているが、どちらかと言うとゴールを手助けするほうが好きだ」と、チームのためにプレーしたことを明かしている。
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