テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、今シーズンの最終結果にかかわらず来季もテネリフェでプレーすることになるのかもしれない。スペインの地元メディアが見通しを伝えている。
柴崎は今年1月の移籍市場で鹿島アントラーズからテネリフェに移籍。当初は新天地での適応に苦戦したが徐々に出場機会も得られるようになり、最近の2試合は連続で先発フル出場を果たしている。
9日付の地元紙『エル・ディア』は、柴崎が「影響力を強めている」とこの2試合のプレーぶりを好評価。「先発の定位置を勝ち取り始めている」と記した。チームメートのMFアイトール・サンスは、「ガクが大きな力になってくれるというのは前から言っていた通りだ。もうすっかり馴染んでいるよ」とコメントしている。
一方、『ディアリオ・デ・アビソス』は、柴崎が来季もテネリフェでプレーするという見通しについて報道。中国を拠点として代理人などとして活動し、テネリフェが柴崎を獲得する際にも助言を与えたというロベルト・ミッケル氏による見解を伝えている。
柴崎とテネリフェとの契約は今季末までの半年間となっていたが、1部に昇格した場合には契約を延長する条項が設けられているという。だが昇格できなかったとしても、「もう1年残ると思う。彼はスペインでのプレーを望んでおり、適応できているテネリフェでの2年目に飛躍できることを望んでいる。それが最も論理的な選択として検討されていることだ」とミッケル氏は述べている。
テネリフェは現在2部で5位に位置している。1部に自動昇格できる2位との差は残り5試合で10ポイントとなり厳しい状況だが、6位以内であれば昇格の最後の1枠を争うプレーオフへ進むことができる。
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