パラナ監督を退任した呂比須ワグナー氏【写真:Getty Images】
Jリーグクラブの新監督に就任するのではないかと噂される元日本代表FWの呂比須ワグナー氏は、新天地では先日まで率いていたパラナでの年俸の「19倍」の報酬を受け取ることになるという。ブラジルラジオ『トランサメリカ』が報じたとして、地元メディア『bemparana.com.br』が8日付で伝えている。
呂比須氏はブラジル全国選手権2部のパラナで監督を務めていたが、現地時間5日に退任が発表された。退任の理由については「外国から断りきれないオファーを受けたため」だと述べられており、具体的な行き先は明かされていないものの、日本からのオファーが届いていると報じたブラジルメディアもあった。
報道によれば、呂比須氏がパラナで受け取っていた報酬は月額2万5000レアル(約89万円)。新たなクラブでは、その約19倍となる月額15万ドル(約1700万円)を受け取ることになるという。「断りきれない」オファーだと表現するのも頷けることかもしれない。
一部報道によれば呂比須氏にオファーを出しているクラブは、7日に三浦文丈監督の休養を発表したJ1のアルビレックス新潟ではないかとも言われる。年俸にして約2億円となる報酬額は、推定される新潟やJ1他クラブの監督年俸と比較してかなりの高額だが、金額が事実だとすれば日本以外からのオファーを受けている可能性もあるのだろうか。
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