上海上港のフッキ【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ(CSL)の上海上港に所属するブラジル代表FWフッキは、対戦した相手チームのコーチを殴ったとして非難されているが、クラブはその行為を否定する声明を出している。
上海上港は6日に行われたCSL第8節で貴州智誠と対戦し、フッキの1ゴールなどで3-0の勝利を収めた。だが貴州側は、この試合のハーフタイムにフッキがアシスタントコーチのユー・ミン氏を殴ったと主張している。
「前半に口論があり、相手のコーチたちが我々を罵っていた。ハーフタイムにもそれが続いて、通路ではフッキが我々のアシスタントコーチを英語で罵倒してきた。口論の末に彼はユー・ミンを殴り、ユーは床に倒れた」とリー・ビン監督のコメントを7日付の『ロイター通信』が伝えている。
「外国人選手は中国のサッカーを発展させるためにここに来てくれている。だがいくら良いプレーをしたとしても、中国の人々を見下すことは許されない。ましてや中国人コーチを殴るなんて」と同監督は語った。
これに対し、上海上港側は相手の主張を否定。中国のソーシャルメディア『ウェイボー』の公式アカウントで声明を出し、「フッキが貴州のアシスタントコーチを殴ったという主張は事実と異なる。彼らの発言は不適切であり、外国人選手と中国の人々の間に敵意を煽るものだ」と述べている。
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