インテルの長友佑都【写真:Getty Images】
前節ナポリ戦ではチームの敗戦に繋がる決定的なミスを犯したが、インテルのチーム内で長友佑都が受ける愛情や評価が揺らぐことはない。6日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、日本代表DFの置かれた状況について伝えている。
インテルに加入して7年目を迎えている長友だが、9月で30歳となった今シーズンはこれまで以上に厳しいポジション争いを強いられ、出場機会が大幅に減少。2月から4月にかけては、9試合で短時間の交代出場が1回のみという苦境に陥っていた。
4月15日のミランとのダービーマッチに久々の先発で起用されると、チームメートの負傷などの影響もありそのまま3試合連続で先発出場を果たした。だが先週末のナポリ戦では、ゴール前でボールの処理を誤り、相手に決勝点を献上する大きな失態を演じてしまった。
それでも、チーム内での長友の状況が変わることはないと『ガゼッタ』は記している。「ドレッシングルーム内では非常に愛されている。3つの派閥(南米、スラブ、イタリア)のいずれにも属していないが、礼儀正しく陽気な彼は全員から尊敬されている」とのことだ。
現地時間7日に行われるジェノア戦は、長友にとっては名誉挽回の大きなチャンスになるかもしれない。過去の対戦から、長友にとって“相性の良い”相手であることも紹介されている。
セリエAでこれまで通算9ゴールを記録している長友だが、そのうち3点がジェノア戦。キャリアで最も多くゴールを奪っている相手だ。インテル加入6試合目で記録したイタリア初ゴールに続き、2011/12シーズンには1-0の決勝ゴールを記録。2013/14シーズンにはジェノアとの開幕戦でインテルのシーズン初ゴールを決めた。
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