FC東京に所属する久保建英【写真:Getty Images】
6日にJ3リーグ第7節の試合が行われ、FC東京U-23はFC琉球と対戦して0-3の敗戦を喫した。試合後にFC東京に所属する15歳のFW久保建英が自分のプレーなどを振り返っている。
久保は先発出場を果たし83分までプレーした後、坂口祥尉との交代でピッチから退いた。試合を振り返って久保は、「早い時間帯に退場者を出してしまって、後半にも1人退場してしまって…。今までで一番厳しい試合でした」と、開始18分で10人になった試合の厳しさを口にした。
「結果的にゴールにつながっていない」と語りながらも、久保は見せ場をつくった。そこには手応えを感じており、「自分は攻撃に絡むのが好きなので、自分のプレーという形でどんどんゴールへと向かったドリブルであったりとか、パスして相手を引きつけてまたもらったりとか。攻撃を組み立てることも自分の得意分野だと思う。今日はこれまでの試合に比べて出せた部分が多かった」と振り返っている。
3日にYBCルヴァンカップ北海道コンサドーレ札幌戦でトップチームデビューを飾ったばかりの久保。疲労を心配する声も出たが、「少しは(疲労が)溜まっているけど、2日くらい寝れば。まだまだ若いんで」と笑みを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。
トップチームでプレーしたことで、久保の欲はさらに大きくなる。
「サッカー選手として欲がなくなってしまったらそこで止まってしまうと思っている。欲はどんどん出していきながら、気を遣うところは気を遣って、うまくやっていきたいと思っている」
だからこそ、今はJ3で結果を追い求めるつもりだ。
「試合前に中村監督からいつも言われていることですが、このチームに今求められているのは勝利。その勝利がJ1だったりルヴァンだったりにつながっていくということを毎回言われている」
「J3に慣れてきたけど、ここがゴールじゃないので。上があるうちはどんどん上に行きたいと思っている」と久保。目標とするものがしっかり見えたことで、踏み出す足もより力強さを増しているようだ。
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