フランチェスコ・トッティとモンチSD【写真:Getty Images】
ローマの新たなスポーツディレクター(SD)に就任したモンチ氏は、同クラブの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが今シーズン限りで現役を引退することになると述べた。3日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などが同氏の言葉を伝えている。
下部組織からローマ一筋でプレーし、クラブの象徴的な存在となったトッティだが、現在の契約は今シーズン末で満了。40歳の同選手はいよいよスパイクを脱ぐことになるのではないかとの見方が強まっていた。
スペインのセビージャで大いに手腕を発揮してローマに招かれたモンチ氏は、そのトッティの去就についてコメント。「クラブとの合意がある。今年が彼にとって最後の年だ。それからクラブ役員として仕事を続けていく」と述べた。
「彼には私の隣にいてほしいと思う。彼はローマそのものであり、私にローマとは何であるかを教えてくれるはずだからだ」とモンチ氏は述べ、新天地での仕事を進めていく上でクラブを熟知するトッティの力を借りたいという考えを口にしている。
同じくローマ一筋の選手であるMFダニエレ・デ・ロッシも、今季終了後の去就は定かではない。だがモンチSDは同選手について、「彼とローマの望むものは同じだ。我々は合意に達したいと望んでいる」と述べ、今季末までとなっている契約を延長することに意欲を見せた。
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