先制点を奪ったクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
【レアル・マドリー 2-1 バレンシア リーガエスパニョーラ 第35節】
スペイン・リーガエスパニョーラ第35節が現地時間の29日に行われ、レアル・マドリーはホームでバレンシアと対戦した。
バルセロナと接戦の首位争いを繰り広げており、勝ち点を落とす余裕は全くないマドリー。27分には、ミッドウィークのデポルティボ戦で温存されていたエースが先制点を生み出す。カルバハルの右からのクロスに頭で合わせたC・ロナウドが、今季リーガで20点目となるゴールを叩き込んだ。
後半に入り、55分にはマドリーに追加点のチャンスが訪れた。モドリッチがダニ・パレホにエリア内で倒され、マドリーがPKを獲得。だがC・ロナウドのシュートはPKストップの名手であるGKジエゴ・アウベスのセーブに阻まれ2点目はならなかった。
1点のリードは保っていたマドリーだが、82分に窮地に追い込まれる。元マドリーのパレホが古巣相手に見事な直接FKを突き刺し、残り10分を切ったところでバレンシアが同点に追いついた。
勝ち点2を失う危機に立たされたマドリーだが、勝負強さを発揮してその4分後には再び勝ち越し。右からのクロスを逆サイドで受けたマルセロが中央へ持ち込み、右足でゴール右隅へシュート。これが決勝点となり、マドリーが2-1で勝利を収めた。
延期されたセルタ戦を未消化で残しているマドリーは、この勝利により一時的にバルサと試合数が並んだ状態で3ポイントリード。残り4試合、このまま勝ち続ければバルサを振り切ることができる。
【得点者】
27分 1-0 C・ロナウド(レアル・マドリー)
82分 1-1 パレホ(バレンシア)
86分 2-1 マルセロ(レアル・マドリー)
【了】