ガンバ大阪のサポーター【写真:Getty Images】
ガンバ大阪は27日、一部のサポーターが政治的思想を連想させるマークを用いたフラッグを掲出した件について、当該サポーターへの処分をクラブ公式サイト上で発表した。
事の発端は今月16日、J1第7節のセレッソ大阪戦においてG大阪の一部のサポーターがナチス親衛隊のシンボルをアレンジしたように見えるデザインのフラッグを使用したことにある。その後クラブは21日のJ1第8節大宮アルディージャ戦からサポーターによる一切の掲出物の禁止(ゲートフラッグや横断幕を含む)を決定していた。
そして今回、改めて問題のフラッグを掲げたサポーターグループと話し合いが行われ、「当該サポーターグループからの解散届の受理」と「当該サポーターグループ全員の無期限入場禁止」という処分を科したことが発表されている。
これに併せてG大阪は再発防止に取り組むべく、「ガンバ大阪とサポーターが共同で応援のあり方を検討し、改革するための『プロジェクトチーム』の発足」も明らかにしている。
今回、国際的にも注目を集めたフラッグの掲出とサポーターグループへの処分に加え、観戦ルールの変更も告知された。21日の大宮戦から適用されていた「全てのエリアにおけるガンバ大阪を応援する横断幕や旗(販売しているフラッグも含みます)、ゲートフラッグ等全ての掲出物を禁止」にともない、「旗竿の持ち込み」も禁止になった。
さらにこれらの観戦ルールの変更はホームゲームだけでなくアウェイゲームにも適用され、敵地でも「全てのエリアにおけるガンバ大阪を応援する横断幕や旗(販売しているフラッグも含みます)、ゲートフラッグ等全ての掲出物を禁止」されることが発表されている。
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