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“奇跡の残留”から2年。デポルティボ、レアル破ってバルサに恩返しなるか

text by 編集部 photo by Getty Images

デポルティボ
デポルティボにとっては2年前のバルセロナ戦が大きな転機となった【写真:Getty Images】

 26日、リーガエスパニョーラ第34節でレアル・マドリーがデポルティボ・ラ・コルーニャの本拠地、“要塞”リアソールに乗り込む。勝って残留を確実なものにしたいデポルティボと、優勝戦線から脱しないためにも負けられないマドリーが激突する非常に重要な一戦だ。

 デポルティボにとっては2年前にバルセロナから借りた恩を返すこれほど絶好の機会はないだろう。

 2014/15シーズンのリーガエスパニョーラ最終節。敵地カンプ・ノウでバルセロナと戦ったデポルティボは、残留のために最低でも引き分けが必要だった。リオネル・メッシの2ゴールであっさりリードを許すも、後半力を抜いたバルサに立て続けに2点を決め、引き分けで試合を終えたたことで、自力で”奇跡の残留を”手繰り寄せた。

 バルセロナはその時点ですでにリーグ優勝を決めており、デポルティボ戦自体が消化試合であったことが、“奇跡の残留”の大きな要因であったと考えられている。

 現在バルセロナは23日のクラシコで勝利したことによってマドリーと勝ち点75で並んでいる。しかしながらマドリーは1試合未消化のため、実質あと1試合マドリーが負けなければバルセロナの優勝は見えてこない。デポルティボがマドリー相手に勝利を飾れば、バルセロナが本当の意味で首位に立つことになる。これほど2年前の恩を返すのに絶好の機会はない。

 今季のマドリーのホームでの両者の一戦は、後半終盤までは1-2でデポルティボがリードする展開だったものの、85分にマリアーノのゴールで追いつかれ、92分にセルヒオ・ラモスの劇的な一発が決まって逆転負けを喫している。しかし、幸運なことに先日のクラシコの退場処分で出場停止のセルヒオ・ラモスは26日の試合を欠場する。後半アディショナルタイムに劇的なゴールをいくつも挙げてきた男を欠く相手に、ホームでリベンジするまたとないチャンスだ。

 3季連続の残留に向け、そしてバルセロナへの恩返しのために、デポルティボはホームにマドリーを迎える。運命のキックオフは26日の21時30分(日本時間28時30分)だ。

【了】

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