レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、現地時間23日に行われたバルセロナとの“エル・クラシコ”に敗れたことで、ジネディーヌ・ジダン監督を解任する可能性があるようだ。スペイン紙『アス』が報じた。
リオネル・メッシに劇的ゴールを許して逆転負けを喫したことにより、マドリーは最大の宿敵であるバルセロナに首位の座を明け渡してしまった。1試合消化が少なく、勝ち点でもバルセロナに並ぶマドリーだが、再びリーグ優勝の行方は混戦状態となった。
もしマドリーが無冠でシーズンを終えることになった場合、ジダン監督を解任し、後任としてドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督を招聘する考えがあると同紙は伝えている。
その他にもチェルシーのアントニオ・コンテ監督とトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も後任候補に挙がっているという。
マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、2014/15シーズンを無冠で終えたことで、クラブ通算10度目となるチャンピオンズリーグ優勝をもたらしたカルロ・アンチェロッティ監督(現バイエルン・ミュンヘン)を解任している。
2000年7月から2006年2月と2009年7月から現在まで2度に渡ってマドリーの会長を務めているペレス会長は、ここまで計11人の監督を迎え入れるなど剛腕として知られている。
リーグ優勝に加え、チャンピオンズリーグでも準決勝に進出して2冠の可能性も残すマドリーだが、いずれも逃すことになればペレス会長が再び大ナタを振るうことになるかもしれない。
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