アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの代理人は、同選手の移籍先としてレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドからのオファーについて検討する可能性を示唆している。23日にフランス『TF1』が伝えた。
グリーズマンは2014年に加入したアトレティコでゴールを量産しており、先週末のエスパニョール戦ではリーガエスパニョーラでの通算100ゴールも達成。その活躍により、他のビッグクラブからの関心も盛んに取りざたされている。
グリーズマンの顧問を務めるエリック・オラツ氏は、フランスメディアに対して同選手の去就の見通しを語った。アトレティコとの契約に「1億ユーロ(約117億円)の契約解除金が設定されている」ため、獲得を検討できるクラブの数は限られていると同氏は語る。具体的にはマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、チェルシー、レアル・マドリー、バルセロナの名前を挙げた。
その中でも、特にグリーズマンへの関心が噂されるのはレアル・マドリーやユナイテッド。マドリードの両クラブ間に存在する”不可侵協定”が移籍の妨げとなる可能性もあるが、オラツ氏は「他のクラブと同じようにレアル・マドリーも、何が提示され何を選ぶかの考慮の中に含まれる」として、移籍先として排除はしていない。
ユナイテッドに関しては、具体的にグリーズマンへの関心を示してきたと認めている。「ユナイテッドは、彼らのプロジェクトについて我々に話をしてきた。最も早く、最も具体的に希望を見せてきたクラブだ」とオラツ氏。一方、母国フランスのビッグクラブであるパリ・サンジェルマンについては、「去年は本当に関心を示していた。今年は彼らのプランにはないようだ」と述べ、現時点ではグリーズマンの獲得を望んではいない様子だと語った。
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