インテルの長友佑都【写真:Getty Images】
現地時間22日に行われたイタリア・セリエA第33節の試合で、インテルはアウェイでフィオレンティーナと対戦し4-5の敗戦を喫した。
インテルの日本代表DF長友佑都が2試合連続で先発した試合は、思わぬ乱戦と化した。前半はフィオレンティーナが先制したあと、インテルが2点を奪って逆転。後半にはフィオレンティーナが4連続ゴールで5-2と突き放し、インテルは終盤に2点を返したが及ばなかった。
長友は73分、チームが2-4のリードを許していた状況でベンチに下がった。イタリアメディアでは、チームの大半の選手と同じく長友にもやや厳しい評価を下している。特に、後半立ち上がりにインテルがフィオレンティーナにPKを与えた場面の直前に、ヘディングでのクリアが中途半端になってしまったプレーを批判されている(PK自体はGKがストップ)。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は長友に採点「5.5」をつけ、「テージョと良い勝負を繰り広げていたが、相手陣内では勇敢さに欠けた。彼のまずいヘディングからフィオレンティーナのPKが生まれた」と寸評を記した。
「5」をつけた『コリエレ・デッロ・スポルト』も同様に、FWクリスティアン・テージョに対する守備を評価しながらも、PKの場面でのヘディングやボールを持った際のプレーに苦言を呈している。『ユーロスポーツ』イタリア版も同じく採点「5」で、「ヘディングの完全な失敗からPKが生まれた。フリーだった」と評した。
一方で、5失点を喫したチームの中ではそれほど悪くはなかったという見方もある。『カルチョメルカート.com』は採点「5」ではあるが、「インテルの惨めな守備陣の中では最も責任が軽かった」と評価。『トゥットメルカートウェブ.com』は採点「6」をつけ、「インテルの中で一番にピッチを去ったが、特に落ち度があったわけではない。ピッチにいる間、テージョが彼を本当に悩ませることはなかった」と述べている。
【了】