香川はローテーションでベンチスタート
“地力”を示した。2017年4月22日のブンデスリーガ第30節、ボルシア・ドルトムントはアウェイでボルシア・メンヒェングラッドバッハと戦った。
19日にハードなチャンピオンズリーグの試合を終えたばかりとあってか、序盤は動きが重かったドルトムント。モナコ戦に90分間フル出場したピエール=エメリク・オーバメヤン、ユリアン・ヴァイグル、ウカシュ・ピシュチェク、そして香川真司はベンチスタートとなる。
代わってウスマヌ・デンベレ、クリスティアン・プリシッチらCLで途中出場した選手たちが先発に名を連ねた。連戦の中でのローテーションだ。
前日に3位のホッフェンハイムがケルンと1-1のドローに終わっていた。ドルトムントは4位。勝ち点差は2。トーマス・トゥヘル監督は「我々は3位に上がることが可能だと知っていた」と言う。ワントップにマルコ・ロイスを据えて、来季CL本戦出場圏内を目指した。
香川は対戦相手のボルシアMGに「怖さ」を感じなかったという。
「失点の仕方が流れを止めてしまいがちな、自分たちの失点だったり、ミスを警戒していたので、それ以外はあんまり相手の怖さは前半から感じなかったです」
10分、プリシッチがPKを獲得。転がり込んできた絶好のチャンスをロイスが決めて先制する。ドルトムントは決してコンディションが整ってはいなかったが、10位に低迷するボルシアMGも攻撃に鋭さはなかった。22分にヌリ・シャヒンが負傷交代するアクシデントこそあったものの、守備が破綻してしまうようなこともなく、試合は膠着した。
しかし「ミス」から立て続けに「失点」してしまう。
「一番警戒していた自分たちのミスからっていうのが出てしまった」
試合後に香川は、少し残念そうに振り返った。