リオネル・メッシとジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
現地時間19日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのバルセロナ対ユベントスが行われる。ユベントスが圧倒的に有利だが、データはもはや意味をなさないかもしれない。
ユベントスのホームで行われたファーストレグは、ユベントスが3-0で先勝した。UEFAのデータによると、ホームでのファーストレグをこのスコアで勝ったチームは、94.4%が次のラウンドに進んでいる。467回中441回で、そのまま逃げ切りに成功した。
舞台をCLに限定すると、ファーストレグをホームで戦ったチームの3-0は過去8回。逆転したケースは1回だけで、バルセロナが突破する可能性は12.5%となる。
だが、データはあくまでデータ。バルセロナは決勝トーナメント1回戦パリ・サンジェルマン戦でファーストレグを0-4で落とした。これは過去58回で逆転したケースはゼロ。バルセロナが初めて0-4からの逆転を成し遂げたことになる。
CLでホーム15連勝中のバルセロナは、ファーストレグで出場停止だったブスケッツが戻ってくる。また、ふくらはぎに問題を抱えていたマスチェラーノもルイス・エンリケ監督によると間に合うとのこと。指揮官は「グッドニュース」と喜んでいた。
いずれにしてもバルセロナは攻めなければいけない。パリ・サンジェルマン戦同様、いかに早く先制できるかが重要になりそうだ。ルイス・エンリケ監督は失点も想定したうえで、「5得点必要になる」と話した。
バルセロナに過去のデータが通用しないとしても、ユベントスの今シーズンの数字は無視できない。CLで負けがない彼らは、アウェイで4戦4勝と安定した強さを見せている。失点はここまでわずかに2つ。隙はない。バルセロナが決勝トーナメント1回戦で起こした奇跡を知っているだけに、油断もないだろう。
ユベントスが“順当”に勝ち上がるのか、それともバルセロナが再び奇跡を起こすのか。注目の一戦は、今夜27時45分(19日3時45分)キックオフだ。
◆突破条件
バルセロナ:4点差以上の勝利
ユベントス:勝利、引き分け、2点差以内の敗戦。1得点以上の3点差敗戦
※3-0でバルセロナがリードして90分を終えた場合は延長戦
【了】