上海申花のカルロス・テベス【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの上海申花に所属するFWカルロス・テベスは、負傷のため試合を欠場したその日にディズニーランドでの休暇を楽しんでいたとして批判を受けている。16日付の英紙『ザ・サン』など各国メディアが伝えた。
母国アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスでプレーしていたテベスは、昨年12月に上海への移籍が決定。元アルゼンチン代表の大物スター選手が中国でプレーするということ以上に、その巨額の年俸額が注目を集めることになった。サッカー界の世界最高額である年俸約46億円を受け取るとも言われている。
リーグ開幕から4試合連続でフル出場していたテベスだが、15日に行われた第5節の長春亜泰戦はふくらはぎに負傷があるとして欠場した。だが、同日に上海ディズニーリゾートを訪れていたことが波紋を引き起こしている。
テベスは家族とともに楽しげな様子を見せているところが写真に捉えられ、SNSに出回っている。莫大な報酬を得ている選手が、負傷を理由に試合を欠場しながらも遊んでいたという状況に対し、ファンからは批判的な声が上がっているという。
テベスが報酬額に見合うだけの結果を出せていないことも、批判に拍車をかけているようだ。上海申花はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選プレーオフでまさかの敗戦を喫し、本戦出場ならず。リーグ開幕戦ではテベスはPKでの初ゴールと2アシストを記録する活躍を見せたが、その後の3試合で得点はなく、チームも1分け2敗と低迷していた。テベスが欠場した長春亜泰戦では開幕戦以来の白星を挙げている。
グスタボ・ポジェ監督は、勝利した試合にテベスが不在だったのは「偶然だ」とチームのスター選手を擁護。また、クラブ広報はテベスのディズニーランド訪問について「プライベートなこと」だと述べ、問題視はしないという姿勢を取っている。
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