シャペコエンセ【写真:Getty Images】
昨年11月に起きた飛行機墜落事故で多くの選手らを失う悲劇に見舞われたブラジルのシャペコエンセは、事故後以来初の“タイトル“をピッチ上で獲得した。
ブラジル1部のクラブであるシャペコエンセは、昨年11月にコパ・スダメリカーナ決勝の試合を戦うためコロンビアへ向かっていた飛行機が墜落。選手19人や監督らを含む71人が命を落とす悲しい事故となった。
クラブは悲劇からの再建へ立ち上がり、レンタルなどを中心に新たな選手たちを加えてチームを構成している。現地時間の15日にはジョインビレに2-0の勝利を収めたことで、カンピオナート・カタリネンセ(サンタカタリーナ州選手権)2ndステージ優勝のタイトルを獲得した。
事故後には、コパ・スダメリカーナ決勝で対戦を予定していたコロンビアのアトレティコ・ナシオナルから優勝を譲られたシャペコエンセだが、ピッチ上で獲得したタイトルは事故以来初めてとなる。1stステージは2位で終えていたが、2ndステージは1試合を残して優勝を決めた。
4月29日と5月7日には、1stステージを制したアヴァイFCとの決勝が開催される。昨年の州王者であるシャペコエンセは、2年連続6度目の総合優勝を懸けて戦うことになる。
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