テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
現地時間15日にスペイン2部第34節が行われ、テネリフェはホームにジローナを迎えて3-3のドローに終わった。テネリフェのMF柴崎岳はこの試合に70分から交代で出場している。
柴崎は2-2で迎えた70分から投入され、左サイドに入ると、76分には3-2の勝ち越しゴールに関与。柴崎のパスを受けた味方のシュートがGKに阻まれたあと、こぼれ球をFWアマトが押し込んだ。だがその後追いつかれたテネリフェは白星を得ることはできなかった。
テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督による試合後のコメントを、クラブ公式サイトや地元紙『エル・ドルサル』などが伝えている。「ガクを投入したことでもう少し流動性を持つことができた」と柴崎のプレーに言及した。
この日は左サイドへの投入となったが、「彼のサッカーでは、中盤でも、左サイドでも、トップ下でもプレーできる」と指揮官は複数ポジションをこなす器用さへの評価を口にしている。
柴崎はオビエド戦で初先発に起用されたあと、2試合連続での交代出場となった。マルティ監督は「チームの必要性に応じて、試合を重ねていく中で、最初からプレーする機会もあるだろう」と述べ、今後の試合での先発起用もあり得るという見通しを示した。
2試合連続のドローに終わったテネリフェは、暫定で3位のまま。自動昇格圏の2位に位置するジローナとの差は8ポイントで変わっていない。6位以内を維持すれば1部昇格に向けたプレーオフへ進むことができる。
【了】