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長友先発のインテル、ミランとの“中国対決“ダービーはドロー。本田は出場せず

text by 編集部 photo by Getty Images

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インテルの長友佑都【写真:Getty Images】

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【インテル 2-2 ミラン セリエA 第32節】

 イタリア・セリエA第32節が現地時間の15日に行なわれ、インテルとミランのダービーマッチは2-2の引き分けに終わった。

 ミランが13日に中国の新オーナーへのクラブ売却を完了させたことで、ミラノを本拠地とする両クラブがともに中国資本となって初の“チャイナダービー“という形でも注目された一戦。現地時間12時30分にキックオフという異例のランチタイム開催で行われた。

 前節まで2連敗を喫し、ミランを下回る7位にまで順位を落としていたインテルは、“スソ対策“として長友佑都が10試合ぶりの先発に名を連ねる。ミランはスソ、バッカ、デウロフェウを前線に置き、本田圭佑はこの試合もベンチからのスタートとなった。

 序盤はミランがやや優位に立ちインテルのゴールを脅かしていたが、36分に先手を取ったのはインテルだった。ガリアルディーニからの縦パスを受けたカンドレーバが右サイドへ抜け出し、デ・シリオに競り勝っての右足シュートで若き守護神ドンナルンマを破った。

 さらに前半終了間際にはインテルが突き放す。左サイドに抜け出したペリシッチがゴール前へ低いクロスを送り、イカルディが至近距離から押し込んで2-0。インテルのエースであるイカルディにとっては待望のダービーマッチ初ゴールとなった。

 後半は2点のビハインドを背負ったミランがボールを持ち、インテル陣内で長い時間を過ごす。何度か危険な形でゴールに迫りながらも、インテルはGKハンダノビッチの好セーブや守備陣の奮闘などでしのいでいた。

 だが83分、ミランの攻勢が実を結び点差は1点となる。長友と対峙したスソが縦へ抜けて右足でクロスを上げると、最後尾から上がっていたDFロマニョーリが飛び込んで足の裏でのシュートをゴール右隅へ収めた。

 同点を狙ってさらに攻め立てるミランを跳ね返し続けるインテルは、そのまま1点リードを守って試合を終えるかに見えた。だがアディショナルタイムも6分を過ぎたところで、ミランはラストチャンスのCKを獲得。右からのクロスにDFサパタが飛び込み、土壇場で2-2の同点ゴールを押し込んだ。

 このゴールがラストプレーとなって即座に試合は終了。インテルはあと一歩で勝利を逃し、順位の上ではミランが2ポイント差でインテルをリードする状況を守った。

【得点者】
36分 1-0 カンドレーバ(インテル)
44分 2-0 イカルディ(インテル)
83分 2-1 ロマニョーリ(ミラン)
90+7分 2-2 サパタ(ミラン)

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【了】

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