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古巣を襲った爆発事件にクロップもショック。「大勢の友人たちがバスにいた」

text by 編集部 photo by Getty Images

ユルゲン・クロップ
リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、古巣であるボルシア・ドルトムントが被害を受けた爆発事件にショックを受けたとして心情を語った。13日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、現地時間11日にチャンピオンズリーグでモナコとの対戦を予定していたが、スタジアムへ向かうチームバスの付近で爆発が発生。窓ガラスが破損し、スペイン代表DFマルク・バルトラが負傷するなどの被害を受けた。

 2015年まで7年間ドルトムントを率い、2度のブンデスリーガ制覇などを成し遂げたクロップ監督は、13日の会見で事件についてコメントした。「私にとって辛い瞬間だったのは皆さんの想像通りだ。ドルトムントでチームホテルを訪れた回数は数え切れないし、道もよく知っている。大勢の友人たちがバスに乗っていた」

「本当に心配だったし、彼らのために恐怖していた」とクロップ監督。「連絡先は知っているが、私からの馬鹿げた質問で彼らを煩わせたくはなかった。世界中と同じように私も知らせを待っていた」

 モナコ戦は1日延期されて12日に開催されたが、欧州サッカー連盟(UEFA)の判断が適切であったかどうかについては批判的な声も上がっている。クロップ監督は「双方を100%理解することができる。別の日を見つけるのは難しかった。プレーできなかったとしても誰もが理解できることだったと思う」と述べた。

 試合は2-3でドルトムントが敗れる結果に終わったが、クロップ監督は選手たちの奮闘に賛辞を送っている。「ボルシア・ドルトムントのことを本当に誇らしく感じた。試合をする時にはベストを尽くそうとしていた。私の元選手たちの顔を見ると、ショックを受けていることが分かって本当につらいことだった」

【了】

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