ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
現地時間12日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグの試合が行われ、ドルトムントはホームでモナコと対戦し2-3の敗戦を喫した。爆発事件が起きた翌日に延期試合の日程が組まれたことに、ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督は怒りを露わにしていると、12日に英メディア『BBC』が報じている。
本来は現地時間11日に試合が行われる予定だった。しかし、「l’arrivee ホテル&スパ」から出発した直後にドルトムントの選手たちが乗ったバスが爆発に巻き込まれ、マルク・バルトラが割れた窓ガラスで負傷するなどして試合が中止。翌日に延期されることになった。
これに関してトゥヘル監督は「我々は完全無視された」と語っている。続けて「我々は欧州サッカー連盟(UEFA)がこの決定をしたことについて”テキストメッセージ”で知った。UEFAの意思決定とはいえ、我々が直接関係することだ。我々はこの出来事を絶対に忘れないだろう。非常に気分が悪い」と怒りを露わにした。
一方で「我々はこの状況を言い訳にしたくない」とも語っている。選手たちは不安な気持ちの中でプレーすることを強いられることになった。果たして、事件翌日に延期試合を開催したことは正解だったのだろうか。
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