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“処刑リスト”にはスポーツ選手も。ドルト爆発事件の犯行声明

text by 編集部 photo by Getty Images

ボルシア・ドルトムント
12日にCLを戦ったドルトムント【写真:Getty Images】

 現地時間11日にドイツで起きたボルシア・ドルトムントのチームバス付近で爆発があった事件について、捜査当局が捜査を進めている。連邦検察庁は12日、「テロ行為の可能性が高い」としながらも「正確な動機は現時点で不明」とした。『CNN』などが伝えている。

 ドイツの捜査当局は12日、2人の容疑者を特定して家宅捜索をし、1人を拘束した。イスラム過激派とみられる2人について地元メディアは一人が25歳のイラク人、もう一人が28歳のドイツ人と報じている。

 現場近くでは同じ内容の3通の犯行声明が発見されている。その中にはドイツにあるアメリカのラムシュタイン空軍基地閉鎖などの要求があったとのこと。要求が満たされない場合は、リストに載せたスポーツ選手や有名人を殺害するとしているという。この手紙は不自然なドイツ語だったようで、ネイティブのドイツ語を話さない人間か、ネイティブではないことを装った人間が書いたものだとみられている。

 DFマルク・バルトラが右手首を骨折するケガを負ったものの、ドルトムントのチームバスには強化ガラスが使われており、被害は最小限だった。それでも爆発物に使用された金属の小さな棒はバスの座席のヘッドレストに突き刺さっていたことも報告されており、一歩間違えば人命にも関わっていたかもしれない。

【了】

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