バイエルン・ミュンヘンのレナト・サンチェス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督はバイエルン・ミュンヘンを批判している。
英紙『イブニングニュース』は10日、モウリーニョ監督がバイエルンでプレーしているポルトガル代表MFレナト・サンチェスの移籍に関し同クラブを批判したと報じた。
同紙に対しモウリーニョ監督は「若い選手は自分が成長できるクラブに移籍すべきだ。リーグの中位に位置していて勝ったり負けたりを繰り返すチームだったらプレッシャーもかからないだろう。でも、ビッグクラブはそうはいかない。例えばヨーロッパ王者になったレナト・サンチェスは所属するクラブであまりプレーをしていない」と語った。
続けて「彼が最後にプレーしたのはチームが負けたホッフェンハイム戦だ。その彼がチャンピオンズリーグ(CL)でプレーするだろうか? 私は疑問だ」と同胞の置かれている現状を危惧している。
モウリーニョ監督がバイエルンを口撃する背景には、サンチェスの移籍に関係があるとされている。
昨年5月にユナイテッドと契約を結んだモウリーニョ監督。クラブにはEURO2016開幕前にサンチェスと契約して欲しいとの要望を出していたという。後日、「私がもっと早くユナイテッドに来ていれば彼の獲得ために戦っていた」とモウリーニョ監督が話すように、19歳の逸材MFは結局ドイツ王者との契約書にサインをした。
今シーズンはこれまで公式戦23試合に出場しているサンチェス。しかしスタメン出場はわずか8試合と各国のスター選手が集まるチームでレギュラーポジションをつかめずにいる。
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