プレミアリーグ昇格を目指すレディング【写真:Getty Images】
イングランド2部のチャンピオンシップで上位に位置するレディングだが、結果にかかわらず来季のプレミアリーグへの昇格を認められない可能性もあるという。9日付の英紙『テレグラフ』が伝えた。
元オランダ代表DFのヤープ・スタム監督が率いるレディングは、チャンピオンシップの今季5試合を残した時点で4位。自動昇格圏の1位と2位を占めるブライトンとニューカッスルに追いつくのは厳しい状況だが、3位から6位までのチームが戦うプレーオフで昇格を勝ち取ることができるかもしれない。
昇格を果たしたとすれば、2012/13シーズン以来5年ぶりのプレミアリーグ復帰となる。だが、中国資本によるクラブ買収が原因となり、昇格が認められない可能性があると報じられている。
レディングは、中国の戴秀麗氏と戴永革氏の姉弟を中心とするコンソーシアムへのクラブ売却に向けた交渉を行っている。2部以下のリーグを統括するイングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)はこの売却を条件付きで認めることを決定したが、プレミアリーグが認めるかどうかは確実ではないという。
戴秀麗氏と戴永革氏は、昨年9月にはプレミアリーグのハル・シティの買収を試みたが、クラブと合意に達しながらも失敗に終わった。プレミアリーグによるクラブオーナーの”適格検査”にパスしなかったためだとされている。レディングの買収はハルの際とは異なる形式で進められているとみられるが、プレミアリーグがどのような判断を下すかは分からない。
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