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アメリカ、メキシコ、カナダが2026年W杯共催を計画。トランプの”壁”の影響は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ビクター・モンタリアーニ
北中米カリブ海サッカー連盟のビクター・モンタリアーニ会長【写真:Getty Images】

 アメリカ、メキシコ、カナダの3ヶ国は、2026年ワールドカップの共催に向けた招致の準備を進めているという。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のビクター・モンタリアーニ会長が6日付の英紙『ガーディアン』に語った。

 国際サッカー連盟(FIFA)は今年1月、2026年大会からW杯の出場チーム数を増やし、現行の32ヶ国から48ヶ国とすることを決定した。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、規模が拡大されることになる大会は近隣の複数国で共催するのが望ましいという見解を示している。

「カナダ、アメリカ、メキシコは共同での招致を目指している。しばらく前から検討されていた考えであり、議論が続けられている。実現に至ったとすれば非常に楽しみな提案だ」とモンタリアーニ会長は語った。

 メキシコとの国境に壁を建設することを公約に掲げる米国のドナルド・トランプ大統領の施策が、共催案に影響を及ぼすことも懸念される。だがモンタリアーニ会長は、「そういう問題に対処して乗り越えることが、サッカーとサッカー界の指導者たちの義務だ」と主張している。

 FIFAへの招致案提出に向けて、年内には計画を最終的に決定させる見通しだという。2026年大会の開催国は、2020年5月に決定されることが見込まれている。

【了】

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