アルトゥーロ・ビダル【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘン所属のMFアルトゥーロ・ビダルが、12日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に向けて対戦相手のレアル・マドリーを挑発するようなコメントを残した。スペイン紙『アス』など複数のメディアが伝えた。
準々決勝屈指の好カードとも言えるこの両者の一戦を前に、ビダルは勝利への鍵についてこう語った。
「大事なのはボールを失ったときに集中することだ。彼らはその機会を見逃さないだろうからね。それと僕たちが常に主導権を握る展開になると思う。でもミスは最小限に抑えるよう努めなければならない」
さらに今回の相手が昨季のCL準決勝の相手であったアトレティコ・マドリーとは異なるチームであると述べる。ただし、その口ぶりはアトレティコを揶揄すると同時に、マドリーを挑発するかのようだ。
「もちろん全然違うよ。なぜならマドリーは引いて戦うことはないからね。マドリーは偉大なチーム。攻撃に出なければならないし、自分たちがチャンピオンであることを示さなければならない」
それもそのはず。昨季のCL準決勝敗退後、ビダルはアトレティコの守備的な戦い方を「醜いフットボール」と批判している。CL敗退の悔しさを未だに拭いきれていないようだ。
一昨季はバルセロナ、昨季はアトレティコと2シーズン連続でスペイン勢相手に屈しているバイエルンとビダル。悲願のCL制覇へリベンジに燃えるチリ代表MFの次なる相手は、またもスペイン勢、王者レアル・マドリーだ。
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