カリアリのハン・グァンソン【写真:Getty Images】
現地時間2日に行われたセリエA第30節のパレルモ対カリアリ戦で、カリアリに所属する北朝鮮人のFWハン・グァンソンがデビューを飾った。セリエAでプレーした初の北朝鮮人選手となる。
ハン・グァンソンは1998年9月生まれの18歳。2015年のU-17ワールドカップにも出場していたストライカーは、カリアリでのトライアルを経て先月10日に入団が決定していた。カリアリにとっては初のアジア人選手となった。
カリアリのプリマヴェーラ(ユースチーム)の一員として、ユース年代の大規模国際大会であるヴィアレッジョ・トーナメントでも活躍を見せたハンには、早くもトップチームでのデビューの機会が訪れた。パレルモ戦では、チームが2-1でリードしていた86分から交代出場。カリアリはもう1点を加えて3-1で勝利を飾った。
イタリアメディアによれば、セリエAで公式戦に出場した北朝鮮人選手は初。昨年3月には同じく15年U-17W杯メンバーだったMFチェ・ソンヒョクがフィオレンティーナのユースに加入したが、トップチームデビューには至らず夏に退団していた。
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