エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】
エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は、待望の今季初ゴールを記録したMF乾貴士のプレーに賛辞を送りつつ、より“簡単なゴール“も増やしてほしいと注文をつけている。1日付のスペイン紙『マルカ』などが伝えた。
現地時間1日に行われたリーガエスパニョーラ第29節の試合で、エイバルはビジャレアルとアウェイで対戦。2-1のリードで迎えた77分、相手ボールを奪った乾が自らゴール前に持ち込み、ゴール左隅への正確なシュートを決めてリードを広げた。その後1点を返されたが、エイバルは3-2で勝利を収めている。
エイバルの主力の一角として活躍を評価されてきた乾だが、今季は前節まで無得点。チャンスは多かったがゴールという数字に残る結果は出せていなかった。「乾は“ゴラッソ“(スーパーゴール)を決めるか、決めないかだ。それよりも小さなゴールを決めてくれる方がいいね」と監督もビジャレアル戦後にコメントしている。
それでも、この日の乾の活躍には「非常に良いプレーをしてくれた」と満足している様子。「状況を落ち着かせる追加点を奪ってくれた。チームは彼のやってくれることを信じている」と乾への信頼を示した。
安倍晋三首相がスペイン国王夫妻を迎える夕食会に出席するため、次節は欠場して一時帰国することが予定されていた乾だが、ビジャレアル戦で今季5枚目のイエローカードを受けたことでいずれにしても1試合の出場停止となった。9日のセルタ戦、あるいは16日のベティス戦での復帰が見込まれる。
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