コッパでのミラノダービーは消滅【写真:goal.com】
9日に行われたコッパ・イタリア5回戦、ウディネーゼ対インテルの一戦は、1ー0でホームのウディネーゼが勝利した。インテルの長友佑都は、フル出場している。
ミリートを先発起用したインテルだが、前半はそのミリートまでほとんどボールが渡らない。控え主体のメンバーで臨んだインテルは、序盤からウディネーゼに主導権を握られた。
インテルは、この流れに逆らえず32分に失点。ニコ・ロペスが抜け出してペナルティーエリア内に入ると、グラウンダーのクロスボールをマイコスエウに詰められた。
インテルは37分、左サイドからクズマノビッチが上げたシュート性のクロスがクロスバーを直撃。こぼれ球をムディンガイが狙うも、DFに当たってゴールならず。インテルの目立ったチャンスはほとんどなく、1点ビハインドで折り返す。
何かを変えなければいけないインテルは、後半の開始からムディンガイを下げてパラシオを投入した。前への意識が高まり、ボールを持つ位置も高くなった。それでも、決定機をつくるには至らない。反対にカウンターでウディネーゼに何度かチャンスをつくられ、危ないシーンも訪れている。
60分にはサネッティが下がってアルバレスが入り、4バックに。長友は1列下がった。それでも、ウディネーゼの守備を崩すような場面はほとんどなく、時間が経過していく。
81分には、長友のパスを受けたパラシオが左サイドからクロスを上げ、ファーでの折り返しに長友が走り込んだが、このボールは手に当たってしまいハンド。インテルは攻め急いだが、残り時間が減っていく。
88分、インテルはミリートの左サイドからのパスにファーサイドのグアリンがボレーで合わせたが、強烈なシュートは枠外にそれ、これも得点にならない。89分には、ペナルティーエリア手前から長友が狙ったが、枠を外れた。
結局、試合はこのまま終了。インテルは2014年に入って2戦2敗と苦しいスタートになった。